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  • 執筆者の写真asako kusuda

サブロウとの出会い

みなさん絵を描くのは好きですか?

私は結構好きです。


私の実家は田舎なので、数少ない友達の家も結構距離がある(というより私の家が遠い)ので

家で本を読んだり、人形で遊んだり、牛にトウキビの外側食べさせたり、庭木の剪定をしたりして遊ぶことが多かったと思います。

中でも熱中したのは絵を描くことで

セーラームーンのアニメは見てはセーラーマーズを描いて、

幽遊白書のアニメを見ては飛影と凍矢を描いて、

烈火の炎の漫画を読んでは架空の魔導具を考え、

テニスの王子様を読んでは友達とたくさんキャラクターを描きあって交換したり、

月刊ジャイアンツの「マツイ日記は知っている」を読んではプロ野球選手のミニキャラクターを描くというファンアート的なお絵描きが好きでした。(今も好きです)


そんな絵を描いたり空想することが何よりも楽しかった私は、デザイン学科のある大学へ進学しました。

入学後ふわふわしながらも友達もでき始めたGW明け


私は硬式野球部のマネージャーになりました。


この野球部の活動にどっぷりハマり、一人しかいない先輩マネージャーが卒業すると私は主務というものになり、さらにどっぷり。

デザイン学科には野球部に所属する学生は私しかおらず、「デザイン学科なのに野球部」ということになんとなくニコニコしていました。


授業は真面目に受けており単位もきっちり取得し、

ゼミ展や企画展があることで私はふと思いました

「『私の作品』ってどんなのをつくればいいのだろう?」

個性が強い&方向性の決まっている先輩や同級生・後輩を見てうっすらとした焦りが出ました。

無難なものは作れるけど「これが私の作品だ」と胸を張れるものがなにかわっかんね〜〜〜〜〜〜

うわ〜〜〜〜〜〜〜〜

野球?いや野球の作品って何?スコアブックでちぎり絵でも作る?

そんなんあるかい!!!

表現したいテーマも内なる感情もないよ!!!!!!!!



そんな中シルクスクリーンでTシャツを作る授業で

何かキャラクターでも・・・と紙にこちゃこちゃ描いていたその時

「これめちゃくちゃいいじゃん!!!!!」と所属ゼミのN先生に声をかけられました・

私「えっこれですか?」

N「そう、卒業制作まで全部それでいいよ」

その時紙に描いていたのは鱗のある丸い脚の細い鳥


それが「サブロウ」なのです。


「サブロウ」が生まれた瞬間に、「よかった」と思いました。

この瞬間に私は新たなアイデンティティを得ることが出来たのです。

「デザイン学科なのに野球部」の人ではなく「サブロウ」のアーティストになりかわったのです。


名前はじいちゃんから取りました。じいちゃん子だったので(存命です)


そうして「サブロウ」は美工展というもので新人賞を取ったり、学生STEPというイベントでなんか賞をもらったりしながら卒業制作まで走り抜き、今では私自身とお店のマスコットとして活躍してくれています。


よかったね〜〜〜〜〜





おわり


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私は北海道の道北・美深町でデザインのお仕事をしつつコーヒーを出すカフェというものをしています。 高校までは遠軽町(旧生田原町)、大学は北広島市、卒業後は札幌市に暮らしていました。 卒業後はデザインとはなんの関係もないスポーツクラブ(倒産しました)でレセプションとして働き、その後アパレル関係の仕事に就きました。 自宅から割と近い低価格帯のところを受けたつもりだったのに、採用されたら某百貨店のセレブマ

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初めまして。 若しくはいつもお世話になっております。 美深町でデザインの仕事しながらコーヒー淹れたりしているkusudaです。 「InstagramやFacebookのSNSがあればWEBページとか要らないかな」 という気持ちを 「公式ページがある方がちゃんとしてる感がある」「SNSのサービスがいつまでもあるとは限らない」「どんな仕事をしてきたのか分かりやすくしよう」 という気持ちが上回ったので重

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